エキスパートタイプの子供
日本ではお馴染みの“匠”は、エキスパートタイプになり、持って生まれたタイプになります。
近年の子育てでは、子供の将来のために手に職を持たせたいと思って子育てしている人は少なくないと思います。
しかし、手に職を持たせたいとしてやっていることが、エキスパートタイプの子供を潰してしまっていることがあります。 その結果、子供は自分は何の取り柄もないと悩んでしまいます。
エキスパートタイプの子供の育てで必要なのは、時間を忘れて取り組める経験と、好きなことを掘り下げて掘り下げて充実させる満足感を味合う経験です。
子供の頃のこれらの経験は、直接将来に結びつけるものでなくても良く、遊びや趣味の範囲でエキスパートな経験を積ませてあげます。
しかし、子供の可能性を広げてあげようと思って、塾や習い事に多く通わせたり、親主導で遊びに連れ回してしまったりすることで、時間を奪い、掘り下げていく喜びや満足な経験をする機会を奪っていることがあります。
エキスパートタイプの人は、広く浅くでなく狭く深くが良いため、エキスパートすぎてしまうとコミュニケーション力が弱く、今の時代では損をすることがあるため、そこそこコミュニケーション力を高めるために社会的関係を作ってあげる必要はあります。
エキスパートタイプの子供はマイペースでやって極めていく経験が大切で、その経験から自分に自信がついて適度な自我の尊重が生まれます。 その結果、“匠”への道に歩んでいけるようになります。
エキスパートタイプなのか、そうでない別のタイプなのか、どう子育てしていくのが良いのか、これからどうすれば良いのか、スマイルルームでは、いろんな視点から子供を見て、相談にのっています。
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